2000.12

冬至のでんでんむし
 胡蝶蘭に水遣りをしながら花芽でもでていないかな,と根元をみていたら小さなゴミのようなものを発見しました。
 なんだろうとよく見るとそれは胡麻粒くらいのカタツムリでした。
 胡蝶蘭は寒さに弱いので暖房のある部屋に置いています。赤ちゃんカタツムリも同居していたのでしょう。暖かさに季節を間違えてしまったのかも知れません。
 本当に驚くほどの小ささです。ものさしで殻を測ってみると2mmほどです。これは接写1cmがものをいうかもと早速カメラで撮ってみました。
 当然なのでしょうが虫眼鏡でみたように大きく見えます。殻がちゃんと渦巻きになっていてかわいいです。
 ナメクジは嫌いで見つけ次第処分するのですが,カタツムリはなぜか憎めません。どちらも新芽を食べたりする厄介者なのですが。
 カメラで撮ったりしているうちにカタツムリはどこかにいってしまいました。春にはもう少し大きくなってひょっこりでてくるのでしょうか。
 冬来たりなば春遠からじ,冬至の翌日の出来事でした。カタツムリの写真は「おまけ写真館」に載せてあります。
(00.12.23)

落 葉
 ひらひらひらひら葉っぱが落ちてきます。自宅の庭木も少しは落葉しますが,ほとんどは近くの公園から飛んできます。
 公園のそばや周りの道路は自治体から委託された方々が掃除をしてくれますが個人の庭までは掃除してもらえません。結局住んでいるものが片付けることになります。その量は半端なものではありません。数年前に「濡れ落ち葉」と言う言葉が流行りましたが雨上がりの落ち葉集めは大変です。
 風向きでどちらに飛んでくるのか注意深く見ています。ひらひら舞い散る姿はテレビドラマでお札が飛んでいる様子にも似ています。
 これがお金だったら・・・と狐に化かされてみたいような気がします。
(00.12.20)

デジカメ
 こうしてホームページに写真を載せていると,いままで使っていた12万画素の文字通りのおもちゃのデジカメでは思うような写真が撮れなくて不満になってきました。そこでついに新しいデジカメを買ってしまいました。
 今度は211万画素でズームもできます。接写は1cmまでできるのです。
 早速ミニバラを撮ってみました。いままでは花が小さくてどうやってもピンボケの写真しか撮れなかったのです。
 ミニバラは直径2cmほどの小さな花です。それがくっきりと大きくきれいに表示されました。驚きにも近いものがありました。やはりいいものはいいというべきでしょうか,道具は使ってみなければ良さはわからないものです。
 今度は近くの公園の木々を撮りに行きました。遠景の写真もきれいに撮れます。今回は庭の花も少しさびしくなってきましたのでおまけの写真館を作ってみました。
 いい写真は撮れるようになりました。今度はそれをここにうまく載せることに苦労しています。
(00.12.15)

紅葉狩り
 北の地方では大雪の便りも聞かれますが,こちらは冬型の気圧配置で乾燥した青空の毎日です。この前まで表紙で使っていたさざんかの写真のようなくっきりとした青空は見るたびにうれしくなってしまいます。
 そしてこのごろは紅葉がようやく本格的になってきました。家のまわりもモミジやこのごろ話題になっていたブルーベリー,ドウダンツツジなどがきれいに色づきました。ブロック塀を覆っていたツタも色づきながら1枚,2枚と落ちていき,「最後の一葉」のような感じです。
 自宅のそばには大きな公園があり,いろいろな木が生えています。そこの紅葉は本当に素敵です。わざわざ遠くにいかなくても紅葉狩りができるなんてありがたいかぎりです。モミジや銀杏もいいですがふだん何気なく見ていた木もいろいろに変化していることに気付きます。いま気に入っているのは大きなラクウショウの木です。スギ科の古木ですが夏の若草色の葉が茶色に変わっていく姿は堂々として秋の終わりを告げているように思えます。
 人間が一人一人皆違う個性を持っているのと同じように,植物も1本1本全て違うのだと改めて考えています。
(00.12.8)

100円のミニシクラメン
 花屋をのぞいたりするのは大好きですがこの頃は殆ど買うことはありません。一番は置き場所に困るからです。外ならともかく家の中に置く花はこれ以上増やせません。
 懲りずに花屋をうろうろしていたらお店の人が売れ残りの花を3個まとめて袋に入れています。抱き合わせで安く売ってしまおうとしているようです。
 その中にミニシクラメンとユリオプス・デージーが入っているのを見つけました。シクラメンは大好きな花ですが夏越しが下手で結局だめにしてしまうのでここ数年は買わずにいたのです。まだ値札もついていなかったので店員さんに「いくら?」と訊いたら「300円くらい」と教えてくれました。「くらい」という言葉が気に入って思わず買ってしまいました。
 家に戻って改めて見てみたらミニシクラメンが2鉢とくたびれたユリオプス・デージーが1鉢入っていました。ミニシクラメンが1つ100円というのは状態にもよりますが結構安いと思います。良く見ると新芽や蕾もでています。痛んだ葉や花を取るとなんとかさまになってきました。1つは少しカビがでていますが早めに取り除いたのでなんとかなるでしょう。
 ユリオプス・デージーは鉢の下からたくさん根がでています。いまから植え替えるのは危険かもしれませんがこのまま放っておくよりはましだと思い早速植え替えました。
 100円好きはやはり主婦のあかしでしょうか。
(00.12.1)