2001.3

春 分
 「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが,ここにきてようやく暖かくなりました。朝晩の暖房もほとんどいらなくなってきました。
 庭の花も彼岸をまっていたかのように咲き始めました。
 ウグイスの鳴き声もだいぶうまくなり,春の訪れに彩りを添えてくれます。でも夏も近くなって蝉と合唱するころにはいい加減にしてほしいと思うものです。
 思い切って蘭以外の植物を外に出してしまいました。これで少しは部屋が広くなります。
 彼岸を迎えるとそろそろ植え替えのシーズンです。あちらこちらに根詰まりした植木鉢がころがっています。植え替えをしようと鉢をひっくり返してみると大きなナメクジが3匹じっとしていました。ここで越冬したようです。「不殺生」といいながらもしっかり昇天していただきました。そばにはナメクジの卵もありました。1mmくらいの透明できれいな粒です。シリカゲルのようできれいだなどとはいっていられません。ミミズは可愛がれますがナメクジは許せません。また害虫との戦いも始まりました。
(01.3.20)

おたま雑記
 子供のころからカエルは好きでした。ここに住み,子供とオタマジャクシを育てたりするうちにますます興味をもつようになりました。
 カエルは春先になると産卵のために冬眠から少しだけ起きて水辺に長い紐状の卵を産んでまた本格的な春になるまで冬眠を続けます。今回おまけ写真館に載せた写真は産卵直後から順を追って撮れたと思います。もうじき誕生することでしょう。
 オタマジャクシになってからも写真を撮りたいと思いますがかなりのオタマジャクシは子供たちに取られてしまいます。我が家でもそうやって飼育した時期がありますから文句はいえません。久しぶりに飼育することも考えましたがやはり自然のもとで育つのがいいと考え,やめました。
 この先も記録できるといいなと思います。改めて蚯蚓日記もそうですが観察記録をつけるのは嫌いではないのだと自分を再発見しています。花のホームページがどんどん違う方向にいきそうで気をつけなくては,と思っています。
(01.3.15)

初 音
 水槽のムジナモも冬芽が成長を始めました。いま4個確認しています。「おお,4000円分だ(2000年11月参照)」とほくそえんでいます。
 春の気配に誘われて撮ったカエルの卵の写真でもっと大きいのが見たいという声を聞いてもう一度撮りに行ってきました。本当は入ってはいけない柵を乗り越えて探してみました。ちゃんとありました。水の中のものを撮るとあまり大きくは撮れません。思い切って引っ張りあげて近づけて撮ってみました。先日より一つ一つの卵の粒が大きくなっているのがわかります。孵化するのも近いのかも知れません。オタマジャクシになったらまた写真が撮れるといいなと思います。以前は採取してカエルになるまで育てましたが子供が大きくなるとたいして興味を示さないうえ,かなり死んでしまってカエルになるのはほんのわずかなのでこのごろは自然にまかせています。
 バタバタと写真を撮っているとかわいい鳥の声が聞こえてきました。そろそろウグイスの下手なホケキョが聞こえるころです。始めのうちは練習中でまともな鳴き声は聞けません。きちんとした鳴き声になる頃には本格的な春になっていることでしょう。
(01.3.10)

啓 蟄
 今日は啓蟄。虫がそろそろ動き出す頃です。確かに窓の外を見ると小さい虫が飛び回っています。
 ミミズも元気に活動して欲しいと願うこのごろです。
 虫が動き出すということはやらなくてはならないことがあります。チャドクガの予防の薬かけです。椿やサザンカにつくチャドクガに刺されると七転八倒のかゆみと全身にまで広がりかねない発疹に悩まされます。早めにスミチオンを撒かなければなりません。このごろはまめに撒くようになったので少しは発生が少なくなってきたように思えます。いつも気をつけて撒いてくれている亭主に感謝しています。
(01.3.5)

春の気配
 昨日,2年ぶりの春一番が吹きました。南風が吹いてくると春は近いのかな,と感じます。どこからか沈丁花の香りもしてきます。 
 去年の秋に植えたプランターの球根も可愛い芽が出てきました。足元の小さな花も咲き出し,外にでるのが嬉しくなる季節がやってきました。
 いつも通る公園も春の気配を見せてきました。久しぶりにカメラで撮ってみました。「おまけ写真館」に入れましたのでご覧ください。変な写真も入れました。クイズにしましたので考えてみてください。答えは写真の上にカーソルをおけばわかります。もうこんな季節なんだと物好きな私はこんなところからも感じています。
(01.3.1)