2001.4

メダカとタニシと金魚
 先日カラスにいたずらされたホテイアオイの根を見てみるともう早々とメダカが卵を産みつけていました。ホテイアオイはメダカのために入れているようなものです。
 早速別の容器を準備して卵をひとつひとつ指で摘んで移しました。そうしないと卵や生まれたばかりの稚魚は親メダカに食べられてしまいます。私は密かに自称メダカブリーダーとしてメダカの繁殖に励んでいるのです。
 家の中の金魚の水も汚れたので替えました。私としてはついこの前替えたような気がして変だなと思ったら原因がわかりました。一緒に入っていたタニシが全滅していたのです。普段何気なく存在していたタニシがこんなに役に立っていたとは新たな発見でした。あわててメダカの水槽から2匹見つけて投入しました。水槽の汚れを減らす重大な任務を帯びての仲間入りです。がんばって仕事をして子孫も増やして欲しいものです。
 春になると植物の世話以外でもなにかと忙しい日々を送っています。
(01.4.23)

トムヤムクン
 いつものように買いもしないのに花屋を覗いていました。ハーブのコーナーにレモングラスがありました。見た目は単に長い葉が出ているだけの株です。
 用途はハーブティーに,と書いてありました。そんな洒落た趣味のない私にとってレモングラスといえばタイ料理の「トムヤムクン」です。トムヤムクンにレモングラスは欠かせない食材ではないでしょうか。でも私は作ったことはありません。食べさせていただいただけです。
 子供が幼稚園に通っていた時,タイ大使館にお勤めのかたのお子さんと一緒になり,母親達をご自宅に招いてタイ料理でおもてなししてくださいました。大使館のかたはお客様を招くのも仕事になっているようで我々に御馳走するのはお手のものでした。
 レモングラスを見ていたらタイに帰ってしまわれたご一家のことを思い出しました。外交官一家でしたからまたどこかの国に赴任されているのかもしれません。トムヤムクンをはじめ珍しい食材を入れて作っていただいたエキゾチックな料理はおいしかったなと懐かしい気分になりました。
(01.4.20)

いたずらカラス
 花の水やりをしていたらプランターに見慣れぬものが置いてありました。なんだろうとよく見ると近くのメダカやムジナモが入っている水槽に浮いているはずのホテイアオイでした。ついでに引っかかったのかムジナモも一緒に置いてあります。なんと水槽の中の睡蓮もほじくられて鉢から出ています。子供のいたずらではありません。誰の仕業かというとカラスしか考えられません。
 ホテイアオイやムジナモは早目に気付いたので事無きを得ました。ですが気付くのが遅かったら干からびてお終いになるところでした。カラスのいたずらにはかなり迷惑しています。去年は食べ頃の苺を取られましたし,赤くなるのを楽しみにしていたトマトも我々の口に入る前に齧られてしまいました。今年になってからは植え替えたばかリのバラの鉢をほじくられ,1鉢だめにしてしまいました。
 大切なものには網でもかけなくてはならないのでしょうか。かけたところで賢い彼らのことですからすぐに他の方法でいたずらを仕掛けてくるに違いありません。ただただ「やめて」と念じている気弱な私です。
(01.4.15)

パフィオペディラム
 このごろずっと気になっている花があります。蘭の仲間のパフィオペディラムです。先日もデパートで行われていた洋らん展の即売会で(実際の展覧会には入らずに)いろいろ物色して目の保養をしてきました。
 花は3枚の花弁と3枚のがく片からできています。花弁の下のものは唇弁(リップ)といい,袋状をしています。まるで食虫植物のようです。実際はそのようなことはなく,蜜を求めてやってきた虫に効率よく交配してもらうための器官だそうです。
 パフィオペディラム・カローサム左右の花弁は側花弁(ペタル)といい,品種によってはかなり長くなり,芸術的なものです。その長さで値段が変わってくるのだと即売会の人が教えてくれました。
 上にかぶさるようについているがく片は上がく片(ドーサルセパル)といい,大きく発達しています。このがく片の模様が花の観賞価値を高めています。2つの下がく片(ロワーセパル)は1枚のように見え,唇弁の陰に隠れて目立ちません。
 時々覗く花屋にパフィオが入荷しているとは気付いていたのですがどうしようかな・・・と思いつつそのままになっていました。今日,また覗いたら値下げになっていました。これは買いなさいといわれているようなものです。何鉢かあるうち悩みに悩んで1つを選びました。安いだけに品種名もついていません。入門の一点としてはよしとしましょう。
 売れ残りだけに元気かどうか心配です。うまく育てられるかわかりませんが我が家の環境に合ってほしいものです。
(01.4.11)

椿図鑑
 このごろの季節はいろいろな花が咲いて楽しいものですが,道を歩いていてついつい目がいってしまうものに椿があります。種類の多さにも気付きます。
 せっかくなので写真を撮ってまとめてみました。おまけ写真館にあります。たくさんの写真を入れたので表示に時間がかかるかと思いますがお許しください。
 いつもの公園には椿を植樹してあるところがあります。そこの花は名前がついているので助かりました。他のものは図鑑などで調べましたが正確かは自信がありません。不確定なものについてはかっこでかこんで記名してあります。
 図鑑を見るとまだまだ種類は多いです。新しいものを追加できたら楽しいなと思います。
(01.4.8)

アマリリス
 小学校の音楽の教科書に「アマリリス」という曲が出ていました。かわいい曲で好きでしたがアマリリスが花の名前らしいということだけでどんな花かは知らずに過ごしていました。
 大人になってからアマリリスの花を見て,その立派な姿に感心したものでした。その後,球根をいただき,毎年きれいな花を咲かせています。
 今日,花屋を覗いてみたらアマリリスの球根が安くなっていました。それも前から欲しかった色のものです。販売のシーズンが終わるので値下げして売ってしまおうというようです。特売に弱い私はつい買ってしまいました。
 今回買ったものはポット(鉢)に入っていて水を与えるだけで開花するように調整されているものです。花が終わったら大きな鉢に植え替えて育てるのだそうです。
 さて,どんな花が咲くでしょうか。前からあるアマリリスも葉が見えてきました。ささやかな楽しみは尽きることがありません。
(01.4.6)

おたま雑記2
 昨日は冬に逆戻りしたような天気で雪まで降りましたが今日はいい天気になりました。ずっと気になっていたオタマジャクシもこの陽気に誘われてようやく孵化しました。写真をおまけ写真館に入れましたのでご覧ください。
 生まれてすぐのオタマジャクシは群れをなして泳いでいます。池の水が真っ黒になっているようなところもあります。しかしそれを目当てにバケツを持った親子連れがたくさん訪れ,かなりのオタマジャクシは個人個人の家にもらわれていくことになります。なんとか捕まらずにすんだオタマジャクシも自然淘汰で数が減ってしまいます。このような群れを見られるのも長いことではありません。次の成長ぶりの写真を撮れるかはわかりませんが度々覗いてみようと思っています。
(01.4.1)

forget−me−not
 子供が通っていた幼稚園の花壇からいただいたワスレナグサの株からこぼれた種が,毎年忘れることなくどこからか芽を出して咲きだします。ワスレナグサの小さい青い花は好きな花の一つです。
 ワスレナグサの英名は「forget−me−not」といい,花言葉も「私を忘れないで」といいます。私もこの花のようでありますように。
(01.4.1)