2001.10

お月様
 今夜は満月です。今月の2日の満月も綺麗でしたが,今夜もとても綺麗です。
 夕方,東の空から昇ってくる月はどうしてあんなに大きく見えるのでしょう。ちょうど今日のハロウィンのお化けかぼちゃのようなお月様です。
 煌々と照る月を眺めていると厳かな気分になってしまいます。
(秋冷 01.10.31.水曜)


 ある日の会話。
「あれ,床にオシロイバナの種が落ちているよ」
「ごめん,さっき粒胡椒をこぼしちゃったの」
普通の家庭では種が落ちているとはまず思わないでしょう。
あ,どちらも落ちていない・・・・・失礼しました。
(曇ってどんより 01.10.30.火曜)

団栗拾い
 秋の遠足シーズンです。近くの公園にもどこからともなく小学生の集団が現れて三々五々自然に触れる授業をしています。
 大きな木がたくさん生えている公園はいろいろな種類の団栗が落ちています。
 子供というのはどうしてあのようなものを拾うのが好きなのでしょうか。私も子供が小さいころはあれやこれやと拾って楽しみました。別に役に立つものではなく,部屋にころがしておくと虫がひょっこり出てきて大騒ぎになったりもするというのに。
 各々ビニール袋に戦利品を入れてだらだらと並んで帰る姿を見かけます。
 そして団栗拾いに飽きた元少年少女は銀杏の木の下で別の木の実を拾うのに熱心です。
(秋晴れが続く 01.10.26.金曜)

べったら市
 昨日商店街を歩いていたら,乾物屋の店先で「べったら市」と称してべったら漬を売っていました。べったら漬は大根を麹で浅漬けにした漬物です。これも冬の到来を感じさせる食べ物です。日本橋にある神社では「べったら市」という行事を19・20日で行っているそうです。
 今日はすっきりは晴れませんでしたが,天気はなんとかもちました。七五三の衣装を着込んだ家族連れを見かけました。だんだん今年も終わりに近づいているのだと思わせるこの頃です。
(そろそろ下り坂 01.10.21.日曜)

秋晴れ
 今日は昨日とうって変わって雲一つない天気でした。「秋晴れ」というのはこういう日をいうのでしょう。
 青空を眺めているとどこか遠くに出掛けたくなります。
 ちょっと前のじりじりした日差しはなくなり,太陽の暖かさが嬉しいと思えるようになってきました。風も冷たく感じてきました。
 日没ももう5時頃です。「秋の日は釣瓶落とし」という言葉が似合うようです。太陽がすとんと落ちるとあっと言う間に夕闇です。夕闇は物悲しいですが家路を急ぐ気分は悪いものではありません。
(虫の声も穏やか 01.10.19.金曜)

冬支度
 今日は1日雨降りで肌寒く,日中の気温が13度前後と12月初旬の天候だそうです。
 気がつくとすでに山茶花が咲き始めました。山茶花ときくと木枯らしをイメージします。もうそんな季節なのですね。
 夏の間は少しお休みしていた薔薇がまた咲き出しました。秋の薔薇は春に比べてゆっくりと開花するようです。蕾が少しずつ開いていくのを眺めるのは優雅な気分になります。
 夏の花が終わり,秋の花も慌しく散ってしまいます。庭の花も少しずつ冬支度をしているようです。
(暖房が恋しい 01.10.18.木曜)

ゴムの大木
 我が家のゴムの木は冬は部屋に入れますが,それ以外は外に出しっぱなしです。
 そろそろ日差しも動いてきたのでゴムの木も少し動かそうかと鉢を持ち上げようとしました。すると待ち上がりません。よく見ると隣の鉢に根が入り込んでいます。その根の強さは驚くばかりです。
 隣の鉢からは外すことができましたが,自分の鉢から根がかなり出ていて地面に入り込まんとしています。なんとか引き抜きましたが支えを失った鉢はぐらぐらしてすぐに倒れてしまいます。
 もう大きな鉢にはしたくないのですが,この生命力には驚くばかりです。去年取り木をして株分けをし,かなり小さくしたつもりだったのです。
 これから鉢から引き抜いて植え替えをしなくてはなりません。また一苦労ありそうです。元気なのはありがたいことなのですが。
(秋晴れの週末に感謝 01.10.14.日曜)

雨上がり
 昨日の激しい雨と雷は1日の降水量が東京の10月の平均降水量(約160mm)を超え,約190mmもあったそうです。台風以来の土砂降りでした。
 今朝は台風(ではないですが)一過の秋空でした。
 蝉の声はもう無く,鈴虫の声も少し淋しくなってきました。いい香りを漂わせてくれた金木犀の花もついに散ってしまいました。
 雨上がりの庭で植木鉢を眺めていたら大きなナメクジが新芽を狙っています。油断も隙もありません。

 このHPの1周年をお祝いして素敵なカードをいただきました。「付録」にあります。どうぞご覧ください。
 そしてファビコンという「お気に入り」にブックマークしたときに表示されるオリジナルのアイコンを作っていただきました。ここで使った写真から作っていただいたのですが,小さいので何の花かはわからないかもしれません。
 動作環境が限られており,WindowsのInternet Explorer5.0以上でないと表示されないのですが,もしそのようなかたで,ここをブックマークしておられましたら,一回削除してから再登録してみてください。赤い花のアイコンが表示されると思います。
 こんなささやかなHPですが,皆さんにお祝いしていただき,本当にありがとうございます。
(晴れると気分も爽やか 01.10.11.木曜)

カマキリの恋
 シンビジウムの鉢を整理していて,枯葉をとろうとしたら変なものに気付きました。
 よく見るとなんとカマキリが交尾していたのです。2匹は保護色のようにシンビの枯葉と同じような色をしています。
 始めはちょうど逆さまの状態で交尾の様子がよく見えます。思わずカメラに収めてしまいました。

          

  保護色でよくわかりません            交尾シーン                  雄は雌にしがみついています

 雌より一回り小さい雄は雌にしっかりしがみついています。私が写真を撮るため周りの葉を動かしたりしても動じません。生殖能力のたくましさを感じました。
 10分以上その状態が続いていたでしょうか。カメラの電池が切れたので交換しているうちに2匹は離れてしまいました。交尾の後,雌は雄を食べてしまう,と聞いたことがありますが,今回の雄はその難を逃れたようです。
 雌のお腹はぷっくり膨れており,もうじき卵を産むことでしょう。
 家の中に持ち込む植物には産卵しないで欲しいものです。
(蝉の声は4日が最後のようだ 01.10.7.日曜)

変えること変わらないこと
 今日でこのホームページを立ち上げて1年になりました。大変なこともいろいろありましたが,ここまで無事やってこられて本当によかったです。これも皆様のお力添えの賜物です。本当にありがとうございます。
 家の周りの花の写真を載せたいという考えから始めたのがこのHPです。その主旨は変わることなく現在に至っています。
 12万画素のおもちゃのデジカメでは物足りなくなり,211万画素のカメラに進化しました。今の精密な写真は立派ですが,スタート直後の素朴な写真も捨てがたいです。あの頃の方が,かえって工夫が必要で難しい思いをしていました。
 少しずつ食虫植物のページやおまけ写真館,チョコエッグのページと増えていきましたが,根底にあるものは変わらず,また体裁も大きく変えることなくやってきました。改善すべきところは直していきますが,『変わらないこと』これを特徴としていこうと思っています。
 たいした宣伝もしませんでしたが,5000件以上の閲覧がありましたこと,これも皆様のお陰と感謝しています。
 最後にこのホームページの本当の主役,四季折々の草花に改めて感謝いたします。彼ら抜きではここは成り立ちませんでした。これからも元気に咲いてほしいものです。
(蝉の声が聞こえる 01.10.4.木曜)

お月見
 昨日は最高気温が20度に満たない涼しい陽気でしたが,今日は秋晴れの暑い日になりました。
 強烈な日差しを受けて今朝はまだ蝉の声がしました。いったいいつまで鳴くのでしょう。個人的最終記録を残したいものです。
 昨日は旧暦で十五夜でしたが,月は雨で見えませんでした。月齢では今夜が満月です。今夜は本当に綺麗な真ん丸いお月様が見えます。
 ススキもお団子も準備しませんでしたが綺麗な月を眺めて目の保養をしています。
(虫の音も本番 01.10.2.火曜)

ひとめぐり
 今年のカレンダーもあと3枚となりました。去年の10月に始めたこのホームページもようやく12か月を過ぎ,新しい年度となりました。
 相変わらず変わり栄えのないこちらですが中身は少しずつでも変化していくつもりです。これからは去年掲載した花をどう扱うかが問題になりそうですが,綺麗に撮れた写真はやはりお見せしたいと思います。今月からは縦長の写真も入れるようにしました。これでまた写し方に一工夫が必要になりそうです。楽しみながらも悩んでいこうと思っています。
(雨の十五夜 01.10.1.月曜)