2002.6

蘭その後 2

 2週間の命といわれた地植えの胡蝶蘭ですが,どっこいなんとか生きています。
 下の9日の記事で右側の写真の株はご覧のように枯れるというところまではいっていないようです。
 周りは草がたくさん生えてきました。これも手前の草をかき分けて写真を撮りました。
 葉は日焼けして黒い点もでていますが,梅雨の気候も手伝って現在のところは枯れる心配はなさそうです。とはいっても成長しているとはいいがたく,今後どうなるか興味深いところです。
(夏至 02.6.21)

Passion flower
 だいぶ前に小さな苗をいただいて育ててきた時計草の花がようやく咲きました。
 時計の文字板に構造が似ているところからつけられた名前ですが,英語ではパッションフラワーと呼ばれます。
 passionとは情熱などの意味があるので,南国の花かしらと漠然と思っていました。
 今回この文を書くために調べたところ,ブラジル原産ということで南国産というのには間違いはありませんでしたが,passionには違う意味があることを知りました。
 キリストの受難のことをpassionというのだそうです。
 花の中央に下部が1本になった5本の雄しべがあり,その上に花柱が3本ある雌しべがあるところが受難の十字架に似ているところから名前がきているそうです。
 今回の写真は中央にある茶色い部分が上に立ち上がっていますが,きちんと開花すると横に開いて3本の雌しべが5本の雄しべの上にのるように見え,十字架にかけられたキリストの姿を想像できます。
 そんなことも知らずに眺めていた一日花。うっかりすると開花を見過ごしてしまうこともあります。聖書に疎い私ですが,エキゾチックな花に込められた意味を思いながら開花を楽しみにしています。
(1日おきに晴天 02.6.21)

気になる樹
 毎日樹を眺めて暮らしています。何気なく生えている樹も私よりずっと長く生きている樹もあり,それを思うと自分の存在さえ小さいものに思ったりします。
 そんなちょっと気になる樹の写真をまとめてみました。おまけ写真館11です。
 もっと載せたい写真もありますが,またの機会の楽しみとします。
(なかなかでない晴れ間 02.6.15)

紫陽花の季節
 今日は梅雨入りです。ナメクジの喜ぶ季節の到来です。
 雨に似合う花といえば紫陽花でしょうか。一つの株からいろいろな色の花が咲き出して素敵な写真ができました。
 ご近所からいただいた八重のドクダミも初めて見ましたが,とても素敵な花です。
 去年はほとんど咲かなかったナンテンも今年は見事に咲きました。新聞の記事を見ていたら,ナンテンの花粉媒介昆虫はハエなのだそうです。ハエが少なくなったことがナンテンの実付きを悪くしているのだそうです。写真を撮っている時もハエがナンテンの花にとまっていました。普段は嫌っているハエもこの時ばかりはいとおしいです。
(入梅 02.6.11)

蘭その後
     
 気になる蘭のその後です。
 左側の写真は下の左と同じものです。
 手前のものは完全に葉が脱落しました。奥のものもかなり損傷が進行しています。
 右側の写真は下では2株のうちの左側のものです。まだ元気そうでこのまま育たないかとかすかな期待をしています。
 さて,この先どうなることでしょう。
(真夏の陽気 02.6.9)

瀕死の胡蝶蘭
     
 掲示板で話題の瀕死の胡蝶蘭です。
 ご覧の通り土質もあまりよくない場所(日当たりは最高)に植えられています。この場所は自分の庭ではなく通りに面した空き地(自宅の前)に居住者が勝手に植えたものです。
 全部で6株あります。残りの2株のうちの一つは一番小さくすでに葉が脱落,もう1株は右側の写真に近い状態です。左側の写真の2株は文字通り瀕死の状態です。
 多分ギフト鉢と称して作られた立派な鉢の株を花後の管理がわからず「植物には土」という感覚で地植えにしたのでしょう。6株もあればかなり高価な鉢であり,今後の手入れ次第ではまた綺麗な花を咲かせるのにと残念でなりません。
 しかし花屋さんから売られた花が全て元気に育っていたら,花屋さんは商売にならないでしょう。
(暑い衣替え 02.6.1)