2002.9

秋の蚊
 今日は日差しが戻ってきて気温も上がり,暑くなりました。
 すると面白いように蝉が朝から賑やかな声を聞かせています。夏の名残のツクツクホウシ,いったいいつまで鳴くのでしょう。蝉の声に負けじと鈴虫などの虫も鳴いてます。
 気温が上がれば活動が活発になるのが蚊です。昼から獲物を狙って飛び回っています。こちらも蚊取線香で対抗しますが敵いそうにありません。晴れ間を狙って土いじりをするのですが,たまったものではありません。アメリカでは蚊が媒介する怖い病気が徐々に侵攻しているとか。日本に上陸したらどうしましょう。蚊に好かれる私はたまったものではありません。目の前の蚊を追い払うのが精一杯です。
(まだ暑い 02.9.29)

秋植え球根

 近所の商店街で買い物をしながら店をひやかしていたら,花屋に秋植え球根が並んでいました。
 1パック150円。クロッカスはもうあるし・・・ などと眺めていたら,見慣れない袋がありました。「プスキニア リバノティカ」と書いてあり,白い花が咲いている写真がついてますが見たこともない花です。クロッカスよりも小さい球根,ムスカリくらいの大きさです。さて来春に無事咲くでしょうか。またひとつ来年の楽しみができました。
 純白の鉄砲百合の球根も買いました。
 合わせて300円。お店のおばさんはそっとバケツに入っていたミニバラのミニブーケを一緒に入れてくれました。バケツを見ると『500円』と書いてあります。「おまけのほうが高いじゃない」というと,「開いてしまったら売り物にならないから」と気前のいい返事。こんなやりとりのある花屋はまた行きたくなる場所です。
(蝉は消えたか 02.9.28)

お彼岸
 今日は秋分の日。お彼岸の中日です。その日に合わせるように彼岸花の花が綺麗に咲き揃いました。植えっぱなしにしている彼岸花は球根が太ってきたようで,前年より見事になってきて嬉しいです。
 昨日あたりからなんとなく漂っていた金木犀,今日は我が家の樹からもいい香りが漂うようになりました。これぞ私にとっての秋の香り。満喫したいと思います。
(秋分 02.9.23)

そのこさんの花束
   
 今日は旧暦の8月15日,仲秋の名月で満月の晩です。 
 八百屋に行くと,お月見用の花束を売っていました。花屋で見かけるような立派な花束ではありません。よく見ると秋田の小学校の子どもたちが作った花束です。菊の花にガマの穂,ススキ,ハギ,稲穂まで入って山から採ってきたらしい実のついた枝もあります。
 綺麗なホオズキのついた束を選びました。束には一つ一つ作った子の写真と名前があります。雄勝町の1年生 ゆり そのこさんが作った花束が私の元に届きました。
 水揚げがうまくいかなかったようで,半分枯れたような枝もありますがそこは大目に見て家の彼岸花とミズヒキソウ,ハギを加えて生けました。
 お月見の準備はできたのに生憎の曇り空,せっかくの仲秋の名月は拝めませんでした。
(まだ鳴く蝉 02.9.21)

高芽取り
 デンドロビウムに高芽がついたので外して別の鉢に植え付けました。デンドロの中でも高芽がつきやすいものとそうでないものがあるようです。
 ピーラルディーとホホエミとセッコクの鉢が一つずつ増えました。置き場所には困ってしまうこともありますが鉢が増えるのはやはり嬉しいです。たくさん増えれば人に差し上げることもあります。自分が育てた株がどこかで育っていくのは子どもを手放す気分で楽しみであり少し心配したりと保護者の気分になります。
 外した高芽も無事根がつきますように。
(冷たい雨 02.9.16)

草刈り
 我が家の前は遊歩道になっています。その道はもともとは溝川が流れていたそうですが,暗渠にして整備し,管理は自治体がしています。
 遊歩道の両脇は植え込みになっており,初めは自治体がそこに合わせて植栽しました。ですが時の流れによって枯れた草木などがあり,空き地となったところはそこに住んでいる人が自分でいろいろ植えつけて楽しんでいます。このHPの写真もそこの植物が時折顔を出しています。もちろん自治体の許可をもらって植えているわけではないので,「植えてはいけない」といわれればそれまでです(現在のところは黙認されていますが)。
 とはいえ個人個人が好き勝手に植えているので興味のない家の前は草が茫々に生えたりして,自治体としてもある程度は管理しなくてはなりません。夏の間に伸びた草木は始末しないと大変なことになります。
 先日も草刈りの人が作業してくれました。我が家の前は草がたくさん生えているとはいえ,今から咲きだすハギやスイフヨウ,綺麗に咲いているミズヒキソウ・オシロイバナなどがあり,ほとんどそのままにしてくれました。しかし何を思ったのか,これから綺麗な花をつけるはずのツワブキが根元から切られていました。幸い株までは抜かれずに生き残ってはいましたが。
 ツワブキは自治体が初めから植えていたものです。すっきり綺麗になった植え込みを見てあらら・・・と呆然としてしまいました。
(もう長袖 02.9.15)

白 露
 激しい雨が上がると日差しがなかったせいもあってかなり涼しくなりました。
 涼しさに誘われて蘭の遮光ネットを外し,窓に下げていた簾も外しました。鬱陶しいものがなくなってさっぱりしてしまいました。
 気がつけば彼岸花が咲き始めました。例年はお彼岸の頃に咲くのにずいぶん早いお出ましです。これも普段感じている「季節の前倒し」の影響でしょうか。
 明日は「白露」,秋気が本格的になる頃だといわれています。つい先日まで暑い暑いと騒いでいましたが,照りつける太陽ともそろそろお別れかと思うと少ししんみりしてしまいます。
(秋祭り 02.9.7)


 久しぶりに雨が降ったと思えば豪雨となり,大雨警報が出る始末です。最近はしとしと降る雨が少なくてゲリラ的な雨が多いように思います。これも温暖化でスコールと化しているのではと疑いたくなります。
 いままで乾ききっていた庭木もようやく一息入れた様子です。
 雨が上がればそろそろ本格的な秋になるのでしょうか。
 雨の小康状態を狙って鳴き続ける蝉の声が物悲しく感じるこのごろです。
(夜は虫の声 02.9.6.)

夏の総決算
 スーパーの店先でチューリップなどの秋植え球根が並んでいるのを見かけました。カレンダーが変わっても相変わらず真夏の陽気ですが,確実に秋は近づいているようです。
 今年の夏の興味は地植えの胡蝶蘭でした。初め6株あった蘭はついに1株になりました。せっかく高芽がついた株も葉が1枚もない状態では生き延びる術もなく枯れてしまいました。残りも1株も瀕死状態が続いています。いっそのこと思い切って・・・とさえ思います。
 今年は少し仲間が増えました。食虫植物を何鉢か買い,蘭を少しいただきました。無事育つことを願っています。
 ミミズのトレイに発生したミズアブの幼虫,スズメバチ・・・ 見慣れない虫の発生に慌てた夏でした。
 今年は好天続きで水遣り三昧の日々でした。水遣りはまだ当分続きそうです。
(まだ真夏の陽気 02.9.1)