2003.12
蚯蚓日記  いきもの抄


注連飾り
 もういくつ寝るとお正月♪
 今年の注連飾りは手作りに挑戦しました。といっても教室で見本の通りに作っただけですが。
 近くの公園で講習会が開かれるのを知り,参加しました。
 藁は別の公園の実験水田のもの,他の材料もくるみ,サザンカの実のへた,ナツツバキのへた,松ぼっくりなど自然のものがほとんどです。藁を綯って丸くして,飾りをつけていきます。くるみは干支の猿に見たて,「みざる・きかざる・いわざる」の表情をつけました。サザンカやナツツバキのへたは色をつけて梅の花。松ぼっくりとその下に大きな松ぼっくりの笠を外して緑の色で竹に見立てて松竹梅。オリジナルな縁起物ができました。

今年1年,いろいろなことがありましたが,なんとか無事に年を越せそうです。
ここをお引き立ていただき,ありがとうございました。
どうかよいお年を。

(03.12.29.Mon)


オンシジューム・ケイロホルム
 霜柱を発見しました。 寒いです。
 近くのお不動さんは納めの不動でにぎわっています。
 植木屋が並んでいる一角はお正月用の花を買う人がたくさん。冷やかしながら1軒1軒眺めていると,気になる花を見つけました。オンシジュームの原種の小輪の花がついているものです。いい香りがします。
 鉢のものは立派だが値段も立派なので敬遠していると,根巻きのものを見つけました。500円なら許せる値段です。思わず買ってしまいました。無理矢理ラベルもつけてもらい,植えるためのミズゴケもつけてくれました。
 早速家に帰って鉢に植え付けます。買うときはわからなかったですが,株の根元には新芽がたくさん出ていました。とても嬉しいです。
 また大きく育てよう。
今度は盗まれないように。

(03.12.28.Sun)


蘭の引越し
 朝起きたら外が白くなっていました。初雪です。明け方ごろだったようで,降っているところは見られませんでした。
 日中は晴れたましたが,気温が上がらず寒いです。いままでが暖かだっただけに,年末に寒いと活動が鈍くなって困ります。

 最後まで外でがんばっていたデンドロ系の蘭を部屋に入れました。
 鉢に苔がついているものは洗い流し,ゴミを取り除いて暖房のない部屋に置きます。しばらく室内の気温に慣らしてから暖房のある部屋に移します。
 いずれにしても狭い我が家では家族の邪魔だという視線に耐えながらも植木鉢の侵蝕を許してもらわなくてはならなりません。
 デンドロの株を見ると花芽がついているもの,節が膨らんできたもの,少しずつ成長しています。開花が今から楽しみです。
(03.12.27.Sat)


物欲
 友の会に入っている種苗会社から園芸のカタログが届きました。毎月届き,眺めるだけでも楽しいです。
 今回はランの特集。
 おやっ,この前盗まれてしまったオンシジュームに似た株があります。値段もそれほど高くありません。
 2号鉢ということですからかなり小さいものでしょうが,育てる楽しみもいいものです。
 早速注文してみることにします。どんな株が届くか今から(まだ注文していないのに)楽しみです。
(03.12.26.Fri)


一陽来復
 今日は冬至。一陽来復ともいいます。どうかいいことがたくさんやってきますように。
 今朝は東京はこの冬一番の冷え込みで,初霜が記録されたそうです。さすがに寒いなと,朝外に出るとメダカを飼っているバケツに薄氷が張っています。初霜どころか初氷じゃない!などと毒づいてしまいました。
 我が家は東京とはいっても,都心よりかなり寒いことが立証されました。気象庁の気温の予報はかなり差し引いて考えたほうがよさそうです。
(03.12.22.Mon)


結実

 クンシランの鉢を部屋に入れようとすると・・・。あらら,種ができていました。いつもは花が終わると茎から切り取っていたのですが,うっかりそのままにしてしまったようです。種はまだまだ緑色をしていますのでそのままにしておきます。
 種が採れたら,蒔いてみようと思います。その株が成長して花が咲くのはいつのことかまったく見当もつきませんが,気の長い楽しみができました。
 植物と付き合うには気長な性格と長い時間が必要です。
(03.12.21.Sun)


食虫植物
 冬を迎え,食虫植物も部屋の中に引越しです。季節に合わせて変化している姿を載せてみます。

 ムジナモは冬芽ができました。今年育った下の部分は徐々になくなって球状の芽の部分だけが水中にもぐって越冬します。これは屋外で過ごします。

 ハエトリグサの株の横に新しい株ができていました。とても小さいものですがちゃんと捕虫葉があるのが可愛いです。そばにはこぼれ種がでてきたのでしょうか,モウセンゴケの芽もあります。何の芽かはよくわかりません。成長するのが楽しみです。

 モウセンゴケ・アデラエも小さな芽がたくさん出ています。もうすでにベタベタの葉は健在です。

 イトバモウセンゴケは長い葉が落ちて鱗片状の結球となります。春までこの状態で過ごします。

 アフリカナガバモウセンゴケには花芽がつきました。無事開花するのでしょうか。

 ムシトリスミレのエッセリアナにも花芽がつきました。去年はうまく開花できず,未だに花を見たことがありません。今度こそは,と期待しています。

 こちらはムシトリスミレのプリムリフロラ,葉の先に不定芽ができました。このまま育てて,大きくなったところで別の鉢に植え替えます。どんどん増えて嬉しい悲鳴を上げています。

 ウサギゴケことミミカキグサのサンダソニィ,まだ盛んにウサギのような花を咲かせています。いつ見ても愛らしく,にっこりしてしまいます。

 アミメミミカキグサは成長しすぎて鉢の底から伸びてしまいました。根に捕虫袋を持ち,水中のプランクトンなどを得ているのでこのように伸びても問題はなさそうです。春に植え替えようと思っています。

 そしてこれが新顔のセファロタス・フォリキュラリス,フクロユキノシタといいます。とても小さな株です。捕虫葉と普通の葉の2種類が一つの株の中にある面白い植物です。初めての冬越しをうまくできるよう祈っています。
(03.12.14.Sun)


ナナホシテントウ

 お馴染みの謎の植物ですが,また虫食いだらけになってしまいました。なんとナナホシテントウムシもとまっています。
 ナナホシテントウはアブラムシなどを食べる益虫だそうです。赤い身体に7つの点が可愛らしく見事なコントラストだなと感心してしまいます。
 謎の葉は大きな変化はありません。新しい葉は出ていますが,自分で予想したものとは少し違うような気もします。いったい正体はいつになったらわかるのでしょうか。

(03.12.7)


紅葉・黄葉

 このところ雨が続いていましたが,ようやく晴れました。外を歩いていると,木の葉の色づきに気がつきます。赤いモミジはとてもいい色になりました。綺麗な色をカメラに収めることができました。

 イチョウの葉は黄金色です。青い空を背景に輝いて面白い写真になったと自負しています。少し引いた写真も黄色がとても映えています。樹の状態と天気の状態,写真を撮るのは本当に難しいです。

(03.12.2.Tue)


冬の薔薇
 今年のカレンダーも1枚を残すだけになってしまいました。庭の花もだいぶ淋しくなってきました。それでも来年に向けてひっそりと球根は成長し,新芽も伸びています。
 今年は異常気象なのでしょうか,例年より早くツバキが咲き出しました。
 寒い中でも四季咲きの薔薇は咲いています。暑い時期の花はあっという間に開花してしまいますが,寒い時期の薔薇はゆっくり静かに咲いています。このごろ雨続きのせいもあってなかなかきちんと開花しません。ようやく開いたミニバラのレッドミニモ,水滴の加減がとても綺麗に撮れました。涙を溜めているような写真はなんだか物悲しくなってしまいます。
(03.12.1.Mon)

今月の背景はフィカス・プミラです