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3月27日(土) 晴れ
このところ雨が続き,肌寒い日が続いていたが,ようやく晴れた。
ウグイスも雨の日は鳴かないのだろうか。
久しぶりの晴れを喜んでいるように盛んに鳴いている。
ウグイスの鳴き方も上手い年,よく聞こえる年がある。
ここ数年はあまりウグイスの声も聞こえなかったので盛んに鳴いているのを聞くとそれだけで春の気分である。

冬の間水を替えずにいた金魚の水替えをする。
去年我が家に仲間入りしたランチュウは6匹から3匹に減ってしまったが,その後は元気に過ごしている。
初めはグレイの体色で,どんな色になるかわからなかった。
今は2匹が赤,1匹が赤と白のぶちとはっきりした。
背びれのないランチュウの特徴はしっかり出ている。
店で見かけるランチュウはもっと大きい。
多分ほとんどがうちのと同じ去年生まれだと思うのだが。
育て方にどんな違いがあるのだろうか。
私としては金魚は小さいほうが可愛いので,元気であれば無理に大きくする必要はないと思っている。
しかしもう一つの水槽の金魚は大きくなる一方。
赤の単色の3匹で図体ばかり大きくて・・・という印象だ。
すでに小型の赤いフナ?
餌を与えると我先に寄ってくる姿はいじましい。

カメコの水も替えてやる。
冬眠からは覚めたようだがまだ半分眠い様子。
餌を与えても食べない。
半年近く食べずに平気なんて信じられない。
3月23日(火) くもり
お彼岸だというのに冬に戻ったような寒い日が続いている。
それでも季節は動いている。
近くの公園の池にオタマジャクシが泳いでいる。
たくさん集まっているところを見るとまだ生まれて間もないようだ。
2月にのそのそと歩いていたカエルも産卵できたのだろうか。
このオタマジャクシのうちどれだけがきちんとカエルになれるのだろうか。
毎年そんなことを考えながら眺めている。
3月10日(水) 晴れ
朝,外に出ると鳥の鳴き声がする。
おや,あの声は・・・
ウグイスだ。
まだ上手に「ホーホケキョ」とは鳴けないが,それっぽい鳴き声になるよう練習しているようだ。
やはりこの声を聞くと春だなぁと思う。
鳥インフルエンザで野鳥の立場もいろいろ大変だが,野鳥が悪いのではない。
身近に野鳥がいなくなったら,きっと淋しいだろう。
早く騒ぎが落ち着いて欲しいものである。
3月8日(月) 晴れ
今日のカメコは足場を離れて広いところに出ていた。
山椒魚状態は自分で解決したようだ。
これで動き回っていることが確実になったので,水を換えてやる。
数か月ぶりの水換えだ。
夏場のカメコなら外に出すとトコトコ歩き出すが,まだ半分寝ている状態なのでじっとしている。
いつもならカメコの甲羅も水道の下でじゃぶじゃぶ洗うのだが,さすがにそれは驚きそうなのでブラシでこするだけにしておく。
コケのような緑色のものが水槽にもカメコの甲羅にもついている。
綺麗になった水の中で伸びをして顔を水面に出して呼吸している。
そろそろ目が覚めてきたのだろうか。
3月7日(日) 晴れ一時雪
2月は暖かい日が続いたが,3月になって寒い日が続いている。
今日も曇ってきたな,と思っていたらちらちらと雪が舞っている。
風花だ。それはそれで風情があって嬉しいが。
啓蟄を過ぎ,いきものの活動も盛んになってきた。
だが,カメコは冬眠から覚めない。
しっかり目を閉じて,生きているのか死んでいるのか不安になるほどだ。
冬眠に入った頃から水は換えておらず,糞がぷかぷか浮いていて,水換えをしたいと思いながらも動かして起こしてしまうのも憚れる。
カメコはいつも人造の足場の台にもぐりこみ,半分隠れるようにして眠っている。
ふと見るとその足場がカメコごとかなり移動している。
もしかしたら足場から抜けられなくなり,そのまま動いたのだろうか。
生きている証拠のようである。
もし抜けられなくなったのなら,井伏鱒二の『山椒魚』のようだと笑ってしまった。
2月14日(土) 晴れ
春一番が吹き,最高気温も16度まで上がって4月上旬並みの陽気になった。
外出して,夕方暗くなってから家路へと公園を抜けていた。
池のそばで自転車に乗った親子連れが足を止めて何かを見ている。
何かと思えば冬眠から覚めたヒキガエルがいる。
ヒキガエルは春先に少し暖かくなると冬眠中に一旦目を覚まして産卵する。
そしてまた本格的な春になるまでもうしばらく冬眠を続ける。
この暖かさで産卵するためにゴソゴソと起きだしてきたのだ。
カエルは半分眠っているような状態でのそのそと歩いている。
暗い道では自転車にに轢かれてしまうかもしれない。
自転車に乗っている親子もそれを心配しているようだ。
カエルを人が歩かない場所へ移動させる。
大きなヒキガエルがたくさんいる。
見つけただけで7匹くらい。
こんなにいるんだと改めて感心する。
久しぶりに抱えたカエルはひんやりと冷たかった。
土の中の温度だ。
さすが変温動物である。
こんな冬眠途中のカエルを見かけたのは初めてだ。
うまく相手をみつけて産卵できるといいのだが。
2月8日(日) 晴れ
今日の朝日新聞に,長生きしている金魚の話題が載っていた。
お祭りで手に入れた金魚がどのくらい生きたかを調査したところ,20年以上生きている金魚が何匹もいるそうだ。
阪神大震災を生き抜いた金魚の話は生命力というものを感じさせる。
我が家の金魚は何歳だろう。
次男が幼稚園に入った頃にいただいた金魚とお祭りでもらった金魚が同居しているうちに生まれた金魚の生き残りが現在飼っている金魚だ。
そうなると4・5年は生きているようだ。
記憶が定かでないところが私の金魚に対する関心度だろうか。
だが記事にもあったが,適度にほったらかしで,何かあったときは早い対応,というのがコツのようだ。
我が家も水替えはめったにやらず,餌は忘れないかぎり1日1回,たまに様子を伺いながらの点呼とまったくいいかげんなものだ。
それでも元気に育っている。
改めて物差しを当ててみると10cmほどになっている。
去年仲間入り(水槽は違うが)したランチュウ共々長生きして欲しいものである。
最後に記事に載っていた金魚飼育のコツを,
◆飼い始めに0.5%程度の塩水で体調を整える。
◆飼い始めに1週間の絶食。異常があれば適宜。
 餌のやりすぎは消化不良,水質悪化につながる
◆慣れるまでは塩素を抜いた水で。
 1リットルの水にティッシュペーパーを5枚ほど入れてかき混ぜ,5分程度放置して取り出すだけで薄まる。
1月24日(土) くもり
日本海側は大雪で大変なようだが東京は晴れて乾燥した日が続いている。
だが,さすがに大寒を迎え,気温は低い。
外に出してあるバケツなどの水はコチコチに凍っている。
カメコの水槽も外である。
いちおう台の上に置いてあるのでメダカのバケツよりは少し気温が高いはずだ。
そのカメコの水槽の水も凍っている。
寒くないのだろうか。
完全に冬眠しているようだ。
カメコは水槽の中の人工の島のような岩場にもぐったような状態でじっとしている。
まるで「頭隠して尻隠さず」のよう。
春になったらまた元気に会おうね。
1月17日(土) 雪
今週の爆弾低気圧が北を襲った頃は,東京は毎日晴れて乾燥しきっていた。
今日は久しぶりに雪が降った。
しかし積もるような雪ではないようだ。
北国の人には笑われそうなものだが,さすがに寒に入って寒い日が続いている。
メダカのバケツも毎朝凍っている。
日が差せばすぐに融けてしまうが。
それでも毎朝氷点下になる水の中でメダカはなんとか暮らしている。
餌も食べずに。
その生命力には感心してしまう。

カメコも元気に(?)冬眠している。
寒いときはじっと目をつぶっている。
昼間の少し暖かいときは動き回って伸びをしているようにみえたり。
こちらも誰も教えていないのに自分で調整して生きている。
皆たくましいものだ。
12月20日(土) くもり時々晴れ
寒波が日本列島を覆い,各地で雪のニュースが聞かれる。
しかし関東南部は晴れていい天気である。
だが気温は低く,もう真冬だ。
虫の活動も落ち着いただろう,ということで懸案のスズメバチの巣の始末をする。
くっついていた状態はこちら
踏み台に上り,手が届く距離で改めて眺める。
芸術だ。
外してみる。
カッターも用意したが,手でそっと動かすと簡単に外れた。
こんなにもろいものなのだ。
だが中にいた住民は恐ろしい武器をもっていた。
丸腰では近付けなかった。
破壊することは難しくないが,中に住んでいる住民に危害を与えずに解決するには時間が必要だった。
今地球上で起きていることにも当てはまるような気がする。
住民が去った後は平穏なものだった。
今は無防備に手の中に納まっている。
巣の中にはお馴染みの6角形の部屋がある。
ここで無事子育てができたのだろうか。
敵のように思いながらも生きものとしては真っ当な生きかたをして欲しいと願う矛盾。
手ごろなケースがあったので,それに入れて保存することにした。

カメコは冬眠モードに入りながらもよく動く。
首を伸ばしているところで目が合うとさっと首を引っ込める小心さは相変わらずだ。
あまりじっとしていると大丈夫?と不安になるがなんとか元気に暮らしているようだ。




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