2004.2
蚯蚓日記  いきもの抄


サクラサク
 いつも通る道にある高校の塀に沿って桜の木が並んでいます。そこに1本だけ早咲きの桜があります。他の木が多分染井吉野なのに,どうして1本だけ違う種類の木が植えられたのかは謎ですが,一足早くお花見ができるので毎年楽しみにしています。
 今年も気がつけば綺麗な花が咲いていました。記録もとっていないので,去年との比較はできませんが,ここ数日の暖かさでかなり開花が進んでいます。もう春はすぐ近くにきているんだな,と実感するひとときです。
(04.2.24.Tue)


暑い2月
 今日の最高気温は22度を超え,暖かいを通り越して暑いくらいです。2月とは思えない陽気です。夜になっても暖房無しで過ごしているなんて信じられません。 
 そんな陽気になるとやはりじっとしてはいられません。バラの植え替えと食虫植物の植え替えを始めました。いろいろごちゃごちゃとあり,1日で終わる訳がありません。暇と天候を眺めながらボチボチやっていきます。また鉢が増えてしまいそうな嫌な予感・・・
(04.2.22.Sun)


春の香り
 道を歩いていると,春の香りが漂ってきました。私にとっての春の香りは沈丁花です。秋の香りは金木犀。子どものころからの印象は変わりません。
 まだ2月だというのにもう沈丁花。今年の春は急ぎ足でやって来るようです。庭の花も少しずつ蕾を開き始めました。ここ数日の暖かさで花も慌てているようです。そうなると暖かくなる前にやってしまいたい植え替えもしなくてはとこちらも少し慌ててしまいます。
(04.2.21.Sat)


もうじき春
 昨日は春一番が吹き,今日も暖かな日差しです。
 陽気に誘われて水中に沈んでいたムジナモが浮かんできて葉を広げてきました。メダカも水面近くまで上がってきて,日向ぼっこをしているようです。
 蘭の鉢の手入れをしていて,ファレノプシスの鉢をひっくり返し,芽を折ってしまいました。傷は深く,再起不能かもしれません。ちょっとショックです。
 誕生日のお祝いのカードをいただきました。付録の「いただきもの」のページに飾りました。毎年のことですが今年も素敵なカードばかりで感激です。どうもありがとうございます。
(04.2.15.Sun)


らんの属名
 らんを区分するには属名で分けられます。外見でだいたいはわかりますが,交配で新しい属名が作られることもあり,私には把握できないほどの属名があります。
 先日らん展で撮った写真を整理しているとどうしてもわからない属名がありました。日本語での表記がわからず,名札の通りに記入したものが何点か。もしご存知の方がおられましたら,是非教えていただきたいと思います。
 自分の撮ったらんの写真は綺麗というより珍しいものが多いような気がします。興味の方向がわかるかもしれません。
(04.2.13.Fri)


日向にて
 立春を過ぎると日差しは暖かく,日向ぼっこは乙なものです。
 プランターを見ると水仙やチューリップなど,秋に植えた球根の芽がたくさん出ています。やはり少しずつ季節が動いているなぁと実感するひとときです。プランターには蒔いてもいないのにいらない草がたくさん生えており,小動物を飼っていたらハコベは喜ぶだろうにと思いながら,私には雑草なので抜いてしまいます。寒いのに元気に生える雑草のたくましさには感心するばかりですが,鉢の中ではないところに生えて欲しいと思うのはわがままでしょうか。
 ミニバラのグリーンアイスがぽつんと咲きました。写真より緑がもっと濃いのですがカメラに収めると単に白い花のように見えます。縁の赤い色がこれまた好きです。よく見れば花の中にアブラムシが・・・こちらもたくましいです。

(04.2.8.Sun)


ジュエル・オーキッド
 デパートで行われている洋らん展を見てきました。さすがに立派なものばかりで感心して眺めるばかりです。十分堪能して眼の保養をしてきました。写真を撮ってきましたので,近いうちに載せようと思っています。
 展覧会の隣では物販コーナーがにぎやかです。こちらのほうがメインでは?と勘繰りたくなるような調子です。値段も立派なものばかりで手軽に買えるものではありません。自分が持っているものも売っていたりして,いただきものなのでまだ開花していないものも多く,大事に育てて開花させなくてはと思いを新たにしました。
 そこに置いていた蘭で一つ気になるものがありました。下の私がいつも立ち寄る花屋にもあったものです。物販コーナーで2000円程で売っていたものが近所の花屋ではもっと安く売っていました。家に戻って図鑑を眺めると,葉の美しさからジュエル・オーキッドとも呼ばれる蘭とあります。改めて花屋に行って500円で買ってしまいました。シュスランという日本でも自生している蘭です。花はまだ蕾で,花屋でもなんとなく虐げられていた感じなのでなんとか元気になって欲しいものです。開花の暁には皆さんにご覧いただきたいと思っています。
(04.2.7.Sat)


蘭の値段

 また売れ残りの蘭を買ってしまいました。花屋では気温が低くてうまく管理できなかったらしく,てっぺんの蕾が開かずに痛んでしまい,まともには売れなくなってしまったようです。300円という値段はコーヒー1杯の値段かな,と思うと植物の値打ちについて考えてしまいます。
 デンファレのチェンマイピンクという花です。デンファレは切花でよく見かける花ですが,いざ鉢で買おうと思うとあまり置いていなかったりします。私は蘭の育て方をよく知らない頃,安さに惹かれてつい買ってしまい,駄目にしてしまった苦い経験があります。その後自分なりに勉強したので,今度こそきちんと育てたいと思っています。
 その花屋で珍しいものを見つけました。白いバンダはあまりないようです。3000円でも安いのかもしれませんが単価1000円以下という基準を設けている私にはなかなか手がでるものではありません。せっかくなので(?)写真をこっそり撮ってしまいました。2本立で冷静に考えるととても高価というほどのものではなさそうです。下の我が家のバンダより上品で立派な花に思えるのは贔屓目でしょうか。

(04.2.4.Wed)


蘭に魅せられて

 花屋で蘭がたくさん並ぶ季節になりました。商店街を歩いていると,閉店した店舗を利用した週代わりのテナントに花屋が来ています。こういう花屋は普通のルートと異なることがあって掘り出し物もあります。「値札に関係なく1000円!」などと言ってシクラメンやベゴニアなどを売っています。奥に蘭もあり,こちらは8000円などと立派な胡蝶蘭やシンビジュームが並んでいて『蘭は半額』と書いてあります。私が気になったのは3000円のバンダです。バンダを普通の花屋で見かけることはまずありません。あってもとても高価で気楽に買えるものではありません。1500円かな・・・と尋ねると「1000円でいいよ」とのこと。思わず買ってしまいました。
 買ったバンダは立派なかごに入っていて,あしらいにグリーンも添えてあります。綺麗にラッピングしてあり,このままギフトにしても十分なものです。ラベルは V. Kasem's Delight 'Blue' カーセムズ デライト ブルー とついています。紫の綺麗な花です。この写真を撮ったあと,管理のためにかごから外してぶら下げてしまいました。
 バンダは植えつけずにバスケットなどに入れて管理します。植物は植えるもの,と思っていた私にはただぶら下げておけばよい,という植物は驚きとともに憧れのものでした。いつかは育ててみたいと思っていたものがふらっと手に入って嬉しくて仕方ありません。以前いただいたバンダの仲間のアスコケンダはまだまだ花がつきそうにありませんがこちらも大切に育てています。先日買ったオドントグロッサムに続いてまた蘭を買ってしまい,この先が思いやられます。
 我が家に前からある蘭も花芽がついたものが散見されます。今年初めて咲くものもあり,ますます楽しみです。
 去年出かけて撮ってきた「世界らん展2003」の写真を改めて整理しました。索引も整理して充実してきました。欧文索引で「V」や「Z」の欄が埋まるとわけもなく「やった!」という気分になります。おまけ写真館15〜17です。
 蘭の世界は本当に奥が深いです。はまると抜け出せそうになく,温室も欲しくなり・・・ 全くキリがないです。
(04.2.1.Sun)

今月の背景はミニシクラメンです