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11月24日(日) くもり
カメは完全に冬眠態勢に入った。
一日中じっとして目をつぶっている。
といっても日中や暖かい日は起きだしてゴソゴソしている。
眺めていたら気配を察してか目を開けてこちらを見ている。
どこまで飼い主のことがわかるのだろうか。
可愛い奴だ。

一方コンゴツメガエルは冬眠する地域の出ではないので冬眠の気配はない。
いつも元気に泳ぎ回って愛嬌を振りまいている。
現状の水槽では冬眠する術もなさそうだが。
飼い始めるとき,お店の人に冬場は加温したほうが安心だというようなことを聞いた。
だが加温する設備を用意するつもりはないのでこのままがんばってもらうしかない。
暖房のある部屋には置いてあるがどうだろうか。
順応して暮らしてもらうしかないようだ。
11月7日(木) くもり
立冬。
今年は寒くなるのが早い。
本当に寒い。
カメもそろそろ冬眠の季節だ。
この前の冬は家の中で越冬させた。
今年は本格的に冬眠させようと屋外に置くことにした。
ネットで冬眠法を調べてみると水中で冬眠させる方法と土の中で冬眠させる方法があるようだ。
水中のほうが失敗が少ない,と書いてある。
要は水を切らさないようにして静かに置いておけばいいようだ。
今日のように1日寒い日はずっと水の中で目をつぶっている。
こうして春まで過ごすのだろうか。
来年の春にまた元気な姿を見せて欲しい。
11月2日(土) 晴れ
朝,水槽を見るとメダカが1匹死んでいた。
もう1匹も泳ぎ方がおかしい。底についてしまうくらいの位置でのろのろ泳いでいたりする。
これは困ったとまず死骸を片付け,泳ぎのおかしい1匹を掬い出して薬湯に入れる。薬湯とは私が勝手に呼んでいるだけで「メチレンブルー水溶液」というものだ。本来は金魚の白点病の治療に用いられる。
気休めかもしれないがそれでよくなればめでたいことだ。
隔離されて薬湯漬けになったメダカは気のせいか元気になったように見える。
明日までは薬湯に入ってもらうことにする。
涼しくなってきたので,蘭やウツボカズラを家に入れる。
そのせいでカエルやメダカの入っている水槽も引っ越す。
約1mの引越しだが今までより日当たりはよくなった。気に入ってもらえるといいが。
カエルの水槽にいままで別の水槽で育てていた赤ちゃんメダカも合流する。
結局生き残っていたのは6匹だ。
いままでのメダカ4匹と合わせて10匹となった。
カエルは1匹になってしまったが元気に過ごしている。
なんとなく一回り大きくなったような気もする。
久しぶりにカエル君の写真を載せる。水かきが立派でカエルであることを主張しているようだ。
ついでにこちらも最後の1匹の生き残りとなったエビの写真。バルタン星人のように見えるが・・・
10月19日(土) くもりのち雨
多摩川べりを歩いてきた。
堤防の土手は草が茂り,セイタカアワダチソウの黄色い花が見事に咲いている。
次男が足下を見て大きな声をあげた。
「ゴキブリがたくさんいる!」
ええっ,と見てみるとそれはエンマコオロギだった。
次男は初めて見たらしい。
私も久しぶりに見た。
すばやく動くのをなんとか写真に収めることができた。
家に帰ってから図鑑で見ると,尻の先に細長い管をつけているので雌のようだ。
大きくて立派なコオロギだ。
10月14日(月) 晴れ
秋晴れの続いた3連休だった。
最高気温が26度ほどになり,日が差すところでは暑いくらいだったが,もうセミの声は聞こえない。
食虫植物のウツボカズラには瓶のかたちの葉先があり,虫が好んでやってくる。
瓶の中には虫を消化する液があり,人間には単なる水にしか見えないが,虫には魅力的なものがあるらしい。
ちょうど蟻がやってきた。
瓶の口のあたりをうろうろしている。
中に落ちないかしらと眺めているが,なかなか『飛んで火にいる夏の虫』というわけにはいかないようだ。
落ちないように歩き回っていると蓋になっている部分に蜘蛛がひっそりと隠れている。
出会い頭に蜘蛛と対面して驚く蟻。
『一難去ってまた一難』というところだろうか。
結局瓶にも入らず蟻にも捕まらず逃げ通すことができた。
小さな虫にも大きな危険はたくさん潜んでいる。
10月6日(日) くもり
まだセミは鳴いている。いったいいつまで鳴くのだろう。
晴れの週末は土いじりに忙しい。
玄関先で植え替えなどをしているとそばの水槽のカメが「外に出して」とバタバタうるさい。
後足で立ち上がって外に出せとアピールしている。
写真はついに片足立ちになった「め」。
このあと横に倒れてしまう。
そういうことで外を散歩させてやる。
「め」はとにかく元気いっぱい。
どこまでもどこまでも歩いていく。
車の下に入ろうとするので慌てて方向転換させる。
「か」はそれに比べればおっとりしている。
どこへ行こうかな,と考えるような仕種が可愛い。
そうしているうちにブロック塀の方へ向かっていった。
塀に当たったところでどうするのかな,と思っていたらなんと塀を登り始めた。
うまい具合に蔦の枝があり,それを足掛かりにして登っていく。
だがもともとそういう運動には向かない身体。
20cmも登ったところで落ちてしまう。
それを何度も繰り返す。
カメもおだてりゃ塀を登る,だろうか。
元気いっぱいのカメ2匹だ。
10月3日(木) 晴れ時々くもり
昨日は台風一過の快晴。
今日も雲が出たもののいい天気で気温も上がった。
セミはまだ鳴いている。
昼間でも鈴虫も鳴いている。
頭の上からツクツクホウシ,地際から鈴虫。
虫の合唱が聞こえる。

カメも元気だが,最近めっきり食欲が落ちた。
暑いころは与えるだけ餌を食べたが,この頃は食べ残すようになった。
こんなところからも涼しくなっていることがわかる。
10月1日(火) 雨
今日から10月。戦後最大級といわれる台風21号が東日本に接近している。
幸い我が家のあたりは被害もなさそうだが,こんな日はできるだけ家の中にいるに限る。
だが植木も気になる。
夕方,小康状態の時を狙って外に出てみた。雨は降っている。
林のほうから虫の声が聞こえる。
あれ,あの声は。なんとミンミンゼミだ。
ほんとかな,と思って木の近くに寄ってみる。
セミはパタッと静かになる。確かにセミだ。
雨のおかげで気温が上がっていたようだとはいえ,10月の雨の日にセミとは・・・
セミも必死という感じだ。
明日は台風一過で気温も上がるようだ。またセミの声が聞かれるだろう。



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