8〜12か月目(2001.9.24〜2002.1.25)
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1月25日(金) 晴れ
気がつくと11か月目に入っていた。
暦の上では今が一番寒い時期だ。
朝,餌をやろうとキャノワームの蓋を開けると新聞紙が凍って固くなっている。
しかしその下でミミズはたくましく生きている。
さすがに餌の減り方は少なくなっているが確実に堆肥はできている。
だが目指す量には程遠いのが現実だ。

1月9日(水) 晴れ
寒に入り,1年で一番寒い時期に突入した。
朝,餌を入れに行くと堆肥予備軍の上に被せた新聞紙が凍っていることもある。
濡れた新聞紙であるから仕方のないことだろう。
これが油断すると最低湿度10%台のせいで新聞が乾いていることもある。
乾かしすぎはよくないので油断ならない。
餌の残菜に塗れたミミズは嬉しそうに(本当か?)蠢いている。
せっせと餌を食べているように見える。
大きいミミズ,小さいミミズ,いろいろいる。
ミミズも増えているようだ。
立春を過ぎて暖かくなる日を心待ちにしている。

12月29日(土) 晴れ
今年も残りわずかとなった。
この時期の東京は晴れの日が多い。
南向きの軒下に置いたミミズ達は元気だ。
土の中は暖かいのだろうか。
幸い食欲は落ちていないようだ。
来年こそ堆肥として使えるよう精進して欲しい。

12月14日(金) 晴れ
最低湿度10%の記録も出た今日。
乾燥している。
風邪も蔓延しているようだ。
私も流行り物に弱いせいかもらってしまった。
ミミズは風邪をひくこともなく元気だ。
乾燥に気をつけて水をかける。
よく見ると前にどさっとかぶせた1日分(多分36頁)の朝刊に穴が開いている。
ミミズがついに新聞の上まで到達できる穴を開けたのだ。
旺盛な食欲に感心する。
防寒も兼ねてまた上に新聞をかけてやろう。

12月1日(土) 晴れ
カレンダーが1枚になって,もう冬という言葉がふさわしくなってきた。
南向きの場所に引っ越したミミズは元気である。
餌もたくさん食べているようだ。
よく見ると小さいミミズもたくさんいる。
繁殖しているらしい。
気温の変化を確認しつつ様子を見ていこう。
結局年内中に堆肥として利用するのは無理だということがわかった。

11月11日(日) 晴れ
気がつくとだいぶ寒くなってきた。
そろそろ冬支度をしなくてはならない。
人間はストーブなどの準備をしている。
ミミズはどうするのだ。
いままで置いていた場所は建物の北側である。
ほとんど陽が当たることはない。
夏には最適な場所である。
しかし説明書にも冬は暖かいところに置くようにと指示されている。
そういうわけで引越しをする。
こんどは南側の軒下だ。
前に木があるので日当たり最高とはいえないが,いままでよりは格段の進歩だ。
現在のところは元気に餌を食べ続けているが,これからは活動も鈍くなるだろう。
様子をみて加減してやらなくてはならない。

10月23日(火) 晴れ
気がつくと9か月目に突入していた。
もうすっかり秋である。
朝晩は冷え込むようになってきた。
しかし今日の最高気温は27度。暑い。
寒暖の差には気をつけなくては。
ミミズは相変わらず元気である。
先日餌の上に破いていない朝刊1日分を載せた。
そうすると一日中暗い状態が保てるのかミミズがたくさん上にいるようになった。
せっせと餌を食べている。
少しは進展したような気がする。
これから涼しくなるがどこまで活動してくれるか楽しみだ。

9月24日(月) 快晴
もう8か月目に突入した。
思い切ってかねてより考えていたことを実行する。
名付けて「雇用対策ミミズ材発掘作戦」。
3段重ねのトレイの下のトレイで遊んでいるミミズを上のトレイに戻そうというわけだ。
一番下のトレイの中身をシートの上に広げる。
堆肥と化したミミズの糞を手でつかんで中身を確認して堆肥だけトレイに戻す。
ミミズに触るには手袋をする。
衛生上ではなくミミズに人間の体脂がつかないようにするためだ。
何事もミミズが優先される。
堆肥の中にミミズはしっかり潜んでいた。
しかし想像より少なく,20匹もいただろうか。
もっといるに違いないと思っていただけに拍子抜けした感じである。
ついでというわけで真ん中のトレイも作業してみる。
結果は同じ。
たいしてミミズは潜んでいなかった。
私が見つけられずに堆肥といっしょに戻してしまったものもいるとは思うが。
ほとんどのミミズが上のトレイで本来の役目を果たしていたのだ。
きちんと適材配所されていたようだ。
今後も職務を遂行していただきたい。




出てきたミミズ。元気である。



一番下のトレイ,一見土だけ



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