19か月目〜(2002.8.21〜)
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2月8日(土) 晴れのちくもり
そろそろバラの植え替えの適期だ。
ようやくバラに利用して堆肥デビューをしようと思う。
とはいってもいままで残菜を溜め込んだものが堆肥として利用されるのではない。
キャノワームを始めたとき,3つあるトレイの一番上にミミズを入れ,残菜を順次入れていった。
2段目と3段目は一緒についてきた堆肥を入れた。
ようやく1段目の中身がトレイの蓋近くまで一杯になったので次の段階に進むことにした。
次の段階とは1段目を2段目に下し,その上に新たに空のトレイを置くのだ。
従って最初からすでに堆肥となっているものをまずは利用してトレイを空にする。
2段目になったものはこれから残菜をせっせと消化して堆肥へと熟成させるのだ。
そういうわけで2段目のトレイを外した。
本来は一番下を外すのだがミズアブが入っている危険があるので2段目を先にした。
やはり数匹のミズアブのサナギがあった。
即座に取り除く。
そして何気なくいままでの1段目のトレイの中を見ると・・・ いる! いる!
ミズアブの幼虫がたくさんいる。
普段は保温の意味もあって新聞紙をかけているため,どうしても縁寄りに残菜を置いてしまう。
中央付近はどうしても目が届かなかった。
改めて中央を徹底的に探すとうじゃうじゃいた。
探し出しては専用に用意した割り箸でつまむ。
ゴミ袋に入れていくと佃煮ができそうなくらい集まった。
はっきりいって気持ち悪い。
改めて穿り返していると立派な土になっていることに気付く。
底の方は残菜の姿形はもうない。
ミミズの行動力に驚くばかりだ。
一生懸命探していると時間はあっという間に過ぎてしまう。
バラの植え替えは後日に順延となってしまった。



蓋を外した状態
ようやく上まで到達した





新聞を上げると未消化の残菜が・・・




中央のクリーム色のものがミズアブの幼虫
周りの黒っぽいものが堆肥であるミミズの糞


1月30日(木) 晴れ
寒中だから仕方ないのかも知れないがとても寒い。
朝,餌を与えるため蓋を開けようとするとキャノワーム自体が冷たく凍っている感じだ。
なんとか開けると上に被せている新聞紙が硬くなっている。
カチカチという言葉がぴったりだ。
だが新聞紙の下ではミミズが元気に蠢いている。
土は暖かいのだろうか。
風邪が流行っているがキャノワームの中では問題ないようだ。

1月19日(日) くもりのち雨
明日は大寒。
1年で一番寒い時期だ。
だが陽の当たる場所に置いたキャノワームの中はあまり寒くないのかもしれない。
白い毛足の長いカビが生えている。
取り除こうとすると小さいイトミミズ状の赤ちゃんミミズがくっついている。
ミミズはゴミじゃないぞーと思いつつなんとか分ける。
カビ取りをしているとまたミズアブのさなぎを発見。
いったいどこに隠れているのやら。
まだたくさん潜んでいるのだろうか。
少々不安。

1月12日(日) 晴れ
毎日寒い日が続いている。
上に被せた新聞紙が凍っている日も珍しくない。
新聞紙をあげると中ではミミズが活動を続けている。
ありがたいことだ。
ミミズは冬眠もしないようだ。
こちらもせっせと餌を与えている。
たまに細かく切らずに大きな状態で与えたこともある。
そういう大きな塊からカビが生えている。
やはりミミズの身体に対して消化能力の範囲を超えているのだろうか。
カビたものが繁殖しては困るので取り除く。
やはり何事も手抜きはよくないということか。

12月27日(金) 晴れ
寒い。
晴れて日が差していても暖かくない。
朝の地面は霜を越えて氷のようになっていた。
外のメダカの水槽は氷が張っていた。
ミミズのトレイの上に被せておいた濡れ新聞紙も凍っている。
凍るような寒さの中でもミミズは活動している。
少しずつでも堆肥を作り続けている。
ミズアブ騒ぎで存続の危機を迎えたキャノワームだが無事年も越せそうだ。
来年こそは堆肥デビューができそうだ。

12月18日(水) 晴れ
餌の上に新聞紙を被せると常に暗い状態が保てるためミミズには嬉しい状態らしい。
新聞紙を上げるとのんびりくつろいでいるミミズがいる。
やはり新聞紙があったほうがよかったのね,と少し申し訳ない気持ちになる。
ところが!
新聞紙を好む奴がまだいた。
ミズアブだ。
大量発生したときも新聞紙にくっつくように生息していた。
今回新聞紙を入れたとたんに餌の上にミズアブのさなぎを2個も発見。
慌てて取り除く。
いったいどこに隠れていたのか。
まだまだいるのだろうか。
油断はできない。

12月14日(土) 晴れ
9日に派手な初雪が降った。
これでかなり寒くなり,冬本番となった。
すると途端にミミズの動きも鈍くなる。
そこで思い出した。
冬場は餌の上に新聞紙をかけて保温すること。
夏もいちおう新聞紙はかけていた。
だがミズアブ騒ぎで外していたのだ。
ミズアブ騒ぎの時,かなりのミズアブの幼虫が新聞紙にくっついており,新聞紙毎処分した。
そのままになっていたのだが久しぶりに新聞紙をかけてやる。
新聞紙だけでも少しは暖かくなりそうだ。
蚯蚓塚は消滅してしまったが新聞紙の下でごそごそと動いている。
単独でも集団でもいいから元気に暮らして欲しい。

12月8日(日) くもり時々雨
ミミズが元気なのは前回も書いたが,面白いことに気付いた。
寒いせいかかたまって行動している。
その部分だけ山盛りのようにミミズがいる。
まるで蟻塚ならぬ蚯蚓塚だ。
その塚の状態で餌に合わせて移動している。
ぱっと見て大きな塚と小さな塚の二つがある。
ミミズも集団行動をとるとは新たな発見だ。

12月3日(火) 晴れ
師走に入り,寒さも本格的になってきた。
日当たりのよい場所のミミズは夏よりもかえって盛んに活動しているように思える。
朝,蓋を開けるとかたまって蠢いている。
嫌いな人が見たら卒倒しそうな光景だ。
せめて写真だけでも。


11月24日(日) くもり
最高気温が一桁止まりの日もでてきてめっきり寒くなってきた。
もう冬である。
ミミズのトレイは日当たりのよい場所で状態はよさそうだ。
蓋を開けると活動している気配がする。
赤ちゃんミミズもいる。
ついでにコバエもいる。
コバエは気にしなくていいでしょう,と説明書にあったのでそのままだ。
水気だけ気をつければ大丈夫だろう。
さすがに2度目の冬はおおらかな気持ちで迎えられる。
毎日餌はせっせと与えている。

11月3日(日) 晴れ
最低気温が10度を割るようになり,冬も近づいてきた。
植物も引越しを始めた。
寒さに弱いものは家の中へ。
陽の当たらなくなったところにあったものは陽の当たる場所へ。
それに合わせてミミズも引越しをした。
今までは家の北側でほとんど陽の当たらないところに置いていた。
それが南側の日向ぼっこにいい場所へのお引越し。
トレイをよっこらしょと外す。
まず1段目。
餌がたっぷり入っている。
ミミズもたくさんいる。
トレイを動かして2段目を見て思わずひとこと。
「おい,まだいたんかい〜〜!?」
どう潜り込んだのか2段目の表面にミズアブのサナギが10個ほど。
ここで越冬する気だったようだ。
つまんで取り除く。
もしこのまま成虫になったら飛び立つこともできなかった。
だがミズアブの執念を見たような気がした。
さすがに表面だけにいたようで少し探してみたがあとはいないようだ。
3段目は問題なしのようだ。
その下には液肥がたくさん溜まっていた。
早速植物にかけてやる。
引越しは無事終了。
寒い季節を乗り切って欲しいものだ。
だが1段目のトレイの餌はなかなか蓋の近くまで溜まらない。
このまま年を越しそうな気配だ。

10月18日(金) 雨のちくもり
昨日は夏日になり,暑かった。
10月に入ってからの夏日が11日を数え,記録を更新したらしい。
今日は朝から雨が降って夏日にはならなかった。
一雨ごとに涼しくなっている。

ミミズは元気だ。
たくさん増えているようだ。
最近は餌の量を多目にしている。
夕方刻んだ餌をトレイに入れる。
翌朝見てみると餌の上に堆肥となる糞がぱらぱらとついている。
盛んに行動しているんだなぁと嬉しくなる。
だがトレイの上までいっぱいになるのにはまだまだかかりそうだ。
気長にみることにする。

10月9日(水) くもり
久しぶりにミズアブの成虫がいた。
さすがに涼しくなるとミズアブの活動も鈍るようだ。
幼虫も探すがほとんど見つからない。

キャノワームの蓋を開けて顔を近づけるとかすかなさわさわという音がする。
ミミズが動いている音だ。
ミミズは音を立てる動物ではないと思っていた。
だが動くと音がする。
生きている音だ。
小さいイトミミズのような赤ちゃんミミズもたくさんいる。
いつまでキャノワームは続けられるのだろう。
できるかぎり続けるつもりだ。
たくさん繁殖して欲しい。

9月20日(金) 晴れ
魚屋で盛り付けられた刺身を買った。
美味しくいただいたあとに大根のつまが残ってしまった。
どうしよう・・・
ただ捨ててしまうのはもったいない。
「ミミズにやればいいじゃない」
家族からこんな声が出てきた。
そのくらいミミズは家の中ではしっかり存在している。
せっせと餌を食べているミミズに感謝。

9月18日(水) 晴れ時々くもり
朝,餌をやろうと蓋を開けるとミズアブがスタンバイしている。
まるで格納庫の飛行機のようにこれから飛び出すぞ,といわんばかりに側面にとまっている。
まだ生まれたてなので蓋を開けた途端に飛び出すということはあまりない。
じっとしているのでぱっとつかまえて可哀想だが潰してしまう。
昨日は9匹捕まえた。
今日は5匹。
そんな成虫を殺してもトレイの中の幼虫に関係はないのだが。
堆肥の中では幼虫はほとんど見つからない。
もうだいぶ涼しいので異常発生はしないと思うが本当にしつこい奴だ。
私の気苦労も知らずにミミズはせっせと餌を食べている。
堆肥もだいぶ出来てきた。
冬になる前に利用できるといいが。

9月8日(日) 晴れ
白露。
夏の暑さともそろそろお別れのようだ。
餌を与えるついでにミズアブの幼虫を探すのが日課となっている。
今日も10匹以上見つけた。
1匹いると何匹かかたまっていることが多い。
ミズアブ自体に罪はないのだがピンセットでつまんで外に出して潰してしまう。
いったいどこで卵が作られているのだろうか。
謎だ。
(このままではミズアブ日記になりそうだ)

9月1日(日) 晴れ
ミズアブはとりあえず退治できたようだ。
だがたまに成虫を見かける。
改めて堆肥の中を穿り返すとまだミズアブの幼虫がいる。
油断はできない。
見つけ次第外に出して潰す。
しばらくすると蟻がそれを始末してくれる。
捨てる神あれば拾う神あり(違うか・・・)

8月23日(金) くもりのち雨
処暑。
天気も下り坂。
もう夏も終わりのようだ。
蓋を開けてみるとミズアブの成虫がとまっていた。
生まれたてなのだろうか。
まだすぐには飛びたてないようだ。
すかさず捕まえて亡きものにする。
さなぎかその抜け殻も発見。
それも駆除。
幼虫はいないようだ。
油断はできないがとりあえず安全宣言をだす。
堆肥の写真も撮ってみた。
前回より嵩が減ったように見える。
ミズアブ騒ぎのせいでかなりの餌を捨てたのも一因だ。
だが半年前の写真と見比べてほしい。
小さい粒々がきちんとできている。
これこそ本来の堆肥である。
水分が減って締まったようである。
このまま順調に進むことを願う。



だいぶ堆肥らしくなってきた



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